神戸を感じて走ろう ～KOBE MARATHON トリップRUN～
優秀作品の発表
Trip Run

入選：マラソン大会の楽しみ方とは
愛知県　𠮷村 浩一 さん

マラソン大会の楽しみ方
私は愛知県豊田市在住の５１歳の会社員です。
マラソン歴は７年、フルマラソンは６回出場しました。
神戸マラソンは一昨年に初参加し、今回が２回目です。
先回、スタートセレモニーでみんなで咲かせた黄色い手袋の花とその時に聞いた「しあわせ運べるように」に感動し、
大会終了後に早速調べて楽曲を購入しました。
普段のランニングでは常に音楽を聴いているのですが、いまではパワーソングの一つです。

マラソンを始めた頃は初出場の大会で４時間を切り、その後も毎回タイムが上がっていましたが、
５０歳を過ぎてから急激に体力が低下して、今回の記録も４時間５分でサブ４達成できませんでした。
ただ、持久力はついてきているようで、前回は浜手バイパス前で足が急激に痙攣をおこし、
それでも沿道の高校生の熱のこもった応援で気合を入れ直し何とかゴールしたのに比べれば、
今回は応援にも笑顔で答えることができ、神戸港の景色を見ながらゴール前の感動を味わうこともできました。

今回も大会前後の二泊の滞在ですが、遠征旅行にも慣れてきたようです。
今まで前日は緊張と体力維持のために食事も宿泊場所の近くで済ませ、出歩くこともなかったのですが、今回は神戸の夜の散策を楽しみました。
宿泊先のホテルオークラを出て、神戸ポートタワーのネオン、港を出る遊覧船を見ながら、
綺麗なイルミネーションの観覧車が目印の商業施設MOSAICに向かいました。
多くの飲食店が集まるここではジャズの生演奏を聴きながら、神戸牛を堪能しました。
今年息子が大学に進学して一人暮らしを始めてから、家では妻と二人の生活。
昔はよく二人で夜景を見に行き食事をしたものですが、当時を思い出し久しぶりに落ち着いた時間が過ごせました。

大会後も今までは筋肉痛で歩くこともできずホテルで過ごしていたのですが、今回は夕食に出かけました。
大会の応援には来られませんでしたが、奈良にいる息子が出てきて三宮で落ち合い夕食を一緒に取りました。
（今は奈良から直通電車があるのですね。私も奈良出身なのですが、当時は近鉄と阪神で乗り換えが必要でした。）
夕食はそごうで天ぷらを楽しみました。
昔豊田市にもそごうがあり同じ店があったので、ベビーカーに乗せて食事に行っていた頃を懐かしく思い出しました。
翌日は中華街に出かけました。
前日妻が中華街付近で応援途中に買った肉まんを大会後に食べたのですが、やはり雰囲気を直接に味わいたく出向きました。
小籠包、餃子をつまみに飲むビールは格別でした。

タイムが上がるのも良いですが、何歳になっても一生走り続けられること、
家族も楽しめることが、マラソン大会の本当の醍醐味だと実感することができました。
大会中のスタッフのサポート、沿道の応援についてはもちろん、前後の楽しみを与えてくれた神戸マラソン、ありがとう！

優秀作品　一覧

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